心に響く物語を聞いたので、皆さんにも・・・
(作者不詳だそうなので、丸写しでも大丈夫かしら)
* * * * * * *
インドのある水汲み人足は、二つの壺を持っていました。
天秤棒の端にそれぞれの壺を下げ、
首の後ろで天秤棒を左右にかけて、彼は水を運びます
その壺のひとつにはひびが入っていました。
もう一つの完璧な壺が、
小川からご主人様の家まで一滴も水をこぼさないのに、
ひび割れた壺は、人足が水をいっぱいに入れてくれても、
ご主人様の家に着く頃には半分になっているのです。
完璧な壺は、いつも自分を誇りに思っていました。
ひび割れた壺は、いつも自分を恥じていました。
ある日、
ひび割れた壺は、川のほとりで水汲み人足に話しかけました。
「私は自分が恥ずかしい。
そして、あなたにすまないと思っている。
いままで、私はこのひびのせいで、あなたのご主人様の家まで
水を半分しか運べなかった。
あなたがどんなに努力をしても、報われることがない。
私はそれがつらいのです。」
水汲み人足は言いました。
「ご主人様に家に帰る途中に咲いている花を見てごらん。」
丘を登っていくとき、ひび割れた壺は、
おひさまに照らされ、道端の花に気づきました。
花は本当に美しく、壺はちょっと元気になりましたが、
ご主人様の家に着く頃には、
また水を半分漏らし、水汲み人足に謝りました。
すると彼は言ったのです。
「花が君の側にしか咲いていないのに気づいたかい?
僕は君からこぼれ落ちる水に気づいて、
君が通る側に花の種をまいたんだ。
僕はご主人様の食卓に花を欠かしたことがない。
君が、あるがままの君じゃなかったら、
ご主人様は、この美しい花で家を飾ることはできなかったんだよ。」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
人によって自分を知り、成長していけるのです。
人のお陰で自分が磨かれ生かされていくのです。

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